鳥獣管理CPD制度について

 変動しつつある人と野生鳥獣の関係動向を把握し、保有する知識や技能を維持するとともに、新しい知識や効果的な対策技術を修得し、人と野生鳥獣の共生に向けた倫理観を涵養するためには、継続教育による専門能力開発に取り組むことが欠かせません。

 一般社団法人鳥獣管理技術協会が開発・運用するCPD制度(Continuing Professional Development System)は、鳥獣管理技術に関する継続的な学習と能力開発に取り組む鳥獣管理士等の実績を、一般社団法人鳥獣管理技術協会が登録して認証することを目的とした制度です。

 この制度の参加者は、学習履歴を登録するとともに、登録された実施記録について証明書の発行を受けることができます。 これまでに100名以上の方がこの制度を利用し、JWMSには1,500件以上の鳥獣管理に関わる学習活動が登録されています。

CPD制度の流れ

 鳥獣管理CPD制度は、図にような流れで実施されています。これから鳥獣管理士を目指す方は、参加登録申請をJWMS事務局にご提出下さい。鳥獣管理士資格を所持されている方は、資格取得後すぐに、実施記録を登録申請することができます。

 

 

 

CPD制度への参加方法(平成29年度受付中です)

 

 平成29年度(平成29年4月1日~平成30年3月31日有効)の参加登録を受付中です。

 

対象者

 CPD制度は、「鳥獣管理士」資格取得者と、これから鳥獣管理士を目指す方を対象にしています。すでにCPD制度に参加申請された方は次のページにお進み下さい。 >>CPD登録者のページへ

 

新規申込み

 CPD制度に参加を希望する方は、第1号様式(CPD参加登録申請書)にしたがって、一般社団法人鳥獣管理技術協会に参加登録を申請すると、郵送にて案内状が届きますので、一般の方は年間利用料2,000円を納付します。なお、「鳥獣管理士」資格取得者の参加手続及び利用料は免除されます。

 

CPD登録者証の発行

 CPD制度の参加者(CPD登録者)には、個人IDが記載されたCPD登録者証を発行します。なお、鳥獣管理士資格取得者は、鳥獣管理士資格証をもってこれに代えます。

 

CPD登録者証カード

 

CPD制度案内資料のダウンロード

以下のリンクから、CPD制度の概要資料をダウンロードできます。

 

 鳥獣管理CPD制度ガイドライン(pdfファイル)

(平成28年5月改定版)

 

 

参 考

 

鳥獣管理CPD単位登録の対象となる活動例

 以下にあげるような活動が、CPDの登録対象となります。詳しくは、鳥獣管理CPDガイドラインをご覧下さい。

 

鳥獣管理CPDの対象項目例 

  •  学習活動

 

 

    • 関連図書等を用いた学習
    • 研修会・講習会等への参加・発表
    • 学会など研究集会への参加・発表
  •  地域活動

防護

    • 集落での対策勉強会の開催・講師
    • 集落環境診断の実施、地図の作成・指導
    • 集落での防護柵の設置・指導

環境整備

    • 集落環境整備の参加・指導
    • 耕作放棄地等の刈り払い参加・指導
    • 森林整備による緩衝帯づくり参加・指導

捕獲

    • わなによる有害鳥獣捕獲
    • 鳥獣被害防止実施隊への参加
    • 猟友会による捕獲活動への協力

調整

    • 対策実施のための関係者の調整
    • 自治体による鳥獣対策協議会等への参加
    • 自治体による人材登録制度への協力 
  •  情報発信活動

(正しい知識の普及)

    • 活動内容のとりまとめ
    • インターネットやかわら版等による情報発信
    • 新聞・テレビの取材対応 

 

 

鳥獣管理士の実施記録登録状況

 鳥獣管理士のCPD実施記録の傾向は、以下のとおりです。

 

■ 鳥獣管理士3級取得者および合格者の傾向

 

認定CPDプログラムを中心とした参加学習
 年間でおよそ50CPD単位を取得しています(平成26、27年度)。その内訳は、鳥獣管理士養成講座をはじめとするJWMS認定CPDプログラム(H1)で30単位程度を取得されている方がもっとも多く、登録されているCPD単位全体のおよそ4割を占めています。これに次いで、関連する講習会・研修会・シンポジウム(H2)への参加や、関連する専門書等の自己学習(L5)が行われています。なお、近年の傾向として、鳥獣管理士とあわせて狩猟免許を取得される方が増加傾向にあります(L3)。

 

       
鳥獣管理士3級取得者の学習形態(CPD単位数割合)


 

 

■ 鳥獣管理士2級取得者および合格者の傾向


 

各種講習会や現地観察会への参加学習
 年間でおよそ90CPD単位を取得しています(平成26、27年度)。その内訳は、関連する講習会・研修会・シンポジウム(H2)に参加される方がもっとも多く、CPD単位全体の4分の1を占めています。これに次いで、現地の見学会・観察会(H3)や、JWMS認定CPDプログラム(H1)にも積極的に参加されているようです。関連する専門書等の自己学習(L5)や、地域活動への参加協力(L6)も行われています。鳥獣管理士2級の取得とあわせて、狩猟免許を取得される方もいらっしゃいます(L3)。 

 

 
鳥獣管理士2級取得者の学習形態(CPD単位数割合)

 

 

 

■ 鳥獣管理士準1級取得者および合格者の傾向

 

技術指導や実務経験による実績
 年間でおよそ120CPD単位を取得しています(平成26、27年度)。登録されている活動内容は多様ですが、CPD単位で見ると、講習会・学習会等での講師(J1)や現地での調査・対策などの技術指導(J2)の実績によるものが5割以上を占めています。これらに、被害対策協議会や対策実施隊等の委員就任(K2)をあわせたものが、主要なCPD単位となります。鳥獣管理士準1級では、現場での活躍に伴う実績が、より多くを占めるようになっています。  


鳥獣管理士準1級取得者の学習形態(CPD単位数割合)

 

※実施形態について詳しくは、鳥獣管理CPDガイドラインをご覧下さい。

 

 

 

JWMS認定CPDプログラムの例

 平成28年度のJWMS認定CPDプログラムの例は以下のとおりです。

 

JWMS提供プログラム

    • 平成28年度鳥獣管理士養成講座(宇都宮大学) 30単位
    • 平成28年度鳥獣管理士養成講座(東京) 30単位
    • 第7回JWMS鳥獣管理フォーラム 2.5単位  

連携団体や自治体等によるプログラム

    • 平成28年けもの塾(一般社団法人 ふるさとけものネットワーク)

 

 

 

 CPD制度については、鳥獣管理CPDアドバイザー 山口哲男(鳥獣管理士準1級)まで、お気軽にご相談下さい。メールアドレスは、 yamaguchi●jwms.or.jp (●を@に置き換えて下さい)。

 

 なお、JWMSでは、認定CPDプログラムへの登録を検討される教育機関、行政や関連団体からのご相談を随時受け付けています。